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1チーム4人ずつで対戦します。 |
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1つの試合は、8エンドまたは公式な試合では10エンド行われます。 |
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各エンドでは「先攻」と「後攻」があり、ゲームスタート時は、各チームのサードがジャンケンまたは公式な試合などではコイントスで勝った方が、1エンド目の攻撃を選ぶ権利またはストーンの色を選ぶ権利を得ることができる。通常は攻撃の「後攻」を選び、試合を有利に進める。 |
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2エンド目からは、前のエンドで得点を取ったチームが「先攻」となる。ブランク・エンド(両チームとも得点がない)の場合は、同じチームが次のエンドも「先攻」となる。 |
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試合の中では、各チームに攻撃するための持ち時間が73分間あり、1分間のタイムアウトを2度取ることができる。その他に5エンド終了時に7分間の休憩がある。 |
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試合が終了するまでに持ち時間がなくなると、そのチームの負けとなる。 |
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各エンドでは、リード・セカンド・サード・スキップ(スキップが最後ではない場合もある)の順に1人2投ずつ、各チームが1投ずつ交互に投げる。 |
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スキップは自分が投げるとき以外は、ハウスから投げる位置の指示を出す。スキップが投げる時はサードがその役割を代わって行う。試合中ハウスに入れるのは、スキップとスキップが投げる時のサードのみである。 |
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リードとセカンドは、自分が投げるとき以外はスウィーピングが役割である。 |
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右投げの人はセンターライン左側のハックから、左投げの人はセンターライン右側のハックから投げなくてはならない。また、投げる側のホッグラインに達する前にストーンから完全に手を離さなくてはならない。 |
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各エンドで、両チームがすべて(16投)を投げ終わった時点で、ハウス内のティー(中心)に一番近くにあるストーン(No.1ストーン)を投げたチームが得点を得る。このとき、ハウス内でNo.1ストーンと相手チームの一番ティーに近いストーンまでの間にあるストーン(No.1ストーンを含む)の数すべてが得点となる。相手チームは必ず0点となる。<得点方法>
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10エンドまでの得点の合計で勝敗が決まる。10エンド終了時点で同点の場合は、サドンデスの延長戦に入る。 |
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フリーガードゾーンルールというルールがあり、各チームのリードが2投ずつ投げ終わるまで(計4投終了まで)は、相手チームのリードがフリーガードゾーンに投げたストーンをテイクアウトすることができない。ただし、ウィックショット(アウトさせないように当てて動かすこと)は可能である。 |
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スキップ(又はバイス・スキップ)のみが、相手チームが投げたストーンをスウィーピングできるが、投げたストーンがティーラインを越えてからというルールがある。 |
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アウトとはプレーから外すことを言い、ストーンがバックラインを越えるか、サイドラインに触れたときのことをいう。投げられたストーンがホッグラインを越えてない時は、アウトと同じ扱いとなる。 |
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競技者または使用している用具(ブラシ)などが、ストーンに触れて動いてしまったストーンの扱いについては、相手のスキップの判断で決まることがある。とにかく、ストーンに触れてしまうと不利になる。 |
カーリングは技術と伝統のゲームです。
技を尽くして決められるショットは見る喜びです。また、ゲームの神髄に通ずるカーリングの古くからの伝統を見守るのはすばらしいことです。カーラーは勝つためにプレーしますが、決して相手を見くだしたりしません。真のカーラーは、不当に勝つのであればむしろ負ける方を選びます。立派なカーラーは、相手の気を散らしたり、相手がベストを尽くそうとするのを決して妨げたりしません。カーラーは、ゲームの規則やその伝統を決して故意に破りません。しかし、彼が不注意にも規則や伝統を汚し、それに気づいた時は、彼は違反を真っ先に申し出ます。
カーリングゲームの主な目的が、競技者の技術の粋を競うことである一方、ゲームの精神は立派なスポーツマンシップ、思いやりの気持ちと尊敬すべき行為を求めています。この精神は、アイスに乗っているいないに関わらず、競技規則の解釈や適用に生かされるべきであるだけでなく、全ての参加者の振舞いにも生かされるべきものです。
(日本カーリング協会競技規則より) |
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